常々言ってますが
魔神ハンターミツルギさん、そして彼が率いる超人予備校の皆さんが私は本当に大好きだ。
ひょっとしたら、自分の劇団より好きかもしれない…なんちゃって♪
皆さんに会うと本当に心が安らぐ。
人間としての品性がとてもすばらしい。おだやかで清々しいのだ。
いい大人になってから演劇を始めたせいか謙虚で
いい意味で自分たちの今現在の限界を知っている。
そしてその中でベストを尽くす。
いい意味で過剰な自我がないので、自分が変わることを恐れない
大人になると、いい経験もたくさんあるけど悪玉コレステロールのようにベットリと張り付いた醜い自我も増えていく。
そしてそんな体質を改善するのは
生活習慣病を治すように困難だ。
彼らは普通の社会で大人として成熟し分別を学び
その後ミツルギさんという愛情溢れる演劇ママに純粋に育てられ、真っ直ぐな気持ちで演劇に取り組む。
確かに世の中には
超人予備校のお芝居より
技術もあり、良くできて、沢山の人に支持されるお芝居はたくさんある。
上手いな〜と唸る芝居や役者もいる。
でも、見終わった後
心からの拍手を贈れないときがある。
それは何故だろう?
役者の技術はパーフェクトに近いし、
評判もいい、動員も凄い、話題の劇団だ。
なのに見終わった後、なんだか損した気がする。
これは何故だろうと。
そんな時には
魔神ハンターミツルギさん率いる超人予備校を見るといい。
何故だか分かるはずだ。
彼らの作る演劇は決して
自己満足のため
エライ誰かに褒められるため
友人・知人に褒められるため
自分がいかに優れた役者であるか証明するため
なんていう卑しい目的のために使っていない。
「演劇」を「褒められたり愛されるための手段」として利用していないからだ。
彼らが演劇をしている理由はシンプルだ。
ミツルギさんは演劇が大好き!愛している!
超人予備校生はそんなミツルギさんが大好きで、ミツルギさんの作る世界が大好き!
その世界を伝えるためならどんな事でも頑張る!
これだけなのだ。
つまり「愛」が源なのだ。
だから
「演劇を見てきました」
という事実以上の
「温かい心のお土産」を頂く事が出来る。
もし私が演劇の神様なら、きっと彼らに微笑むだろうなあ
そんな彼らは
手始めにミュージカルの神様(?)マイケル・ステューバーさんに微笑まれたんだよ!
今年の10月・アメリカはデラウェア州のミュージカルの祭典に
マイケルさんに推薦で日本代表として招待されたんだよ〜!凄い!素敵☆
マイケル・ステューバーさんは本場ブロードウェイでバリバリ第一線で活躍されていたミュージカル俳優で、
ミツルギさんとある舞台で共演したことがきっかけで今回のこのご縁があったそうです。
言葉は余り通じなかったらしいけど、お二人が意気投合したのは
やはり「演劇へあくなき愛」がシンクロしたからに違いありません。
ほぼオーバー30のダンス初心者超人予備校生たちは、小さい子供たちに混じってレオタードやタイツやをはいて、汗だくになりながらアメリカ公演に向けてせっせとバレエやタップのレッスンに通う日々だそうです♪
久しぶりに会った彼らはスッキリと無駄なお肉が削ぎ落とされて、軽やかにお芝居をしていました。
人は変われる。
自分の行動次第で。
舞台を降りた場所でも彼らから日々元気をもらっているワタシです。
写真はミツルギさんとマイケルさんのアメリカ公演記念対談
演劇人は必見!